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物理学演習B(第19回) 1991年11月12日 (飯高) (5.2節:縮退のある場合の摂動論)

【1】 2次元の無限に深い四角なポテンシャル

の中にあるスピンのない粒子を考察する。

a.
 下から3番目までの状態のエネルギー固有値はいくらか。 縮退はあるか。
b.
 次にポテンシャル

を加える。これを弱い摂動として以下の問に答えよ。

  1. 三つの状態のそれぞれについて、摂動によるエネルギー変化はに 関して1次か2次か。
  2. 下から3番目までの状態のエネルギー変化に対する表式を、の オーダーまで正確に求めよ。(現れる積分を計算する必要はない。)
  3. この三つのエネルギー状態にたいして、摂動があるときとないときの エネルギーの図を描け。どの無摂動状態が、どの摂動状態と結びつくかが 明らかになるように注意せよ。

【2】 1次のシュタルク効果を考える。 摂動演算子V

となることを、教科書付録Aの波動関数を実際に積分して確かめよ。 必要ならば、ルジャンドル多項式に対する公式



Toshiaki Iitaka
1996年07月25日 (木) 20時44分21秒 JST